ご挨拶

ご挨拶

第1回日本ダウン症会議の開催にあたって

 公益財団法人日本ダウン症協会(JDS)は、任意団体としての発足から20年を数えました。ダウン症の当事者団体活動はすでに国際的な広がりを持っており、JDSもアジア太平洋ダウン症連盟ならびに国際ダウン症連盟のメンバーになっています。しかし、わが国ではまだ国内におけるダウン症関係の全国的な会議の開催がありませんでした。

 ダウン症は過去90年間に、平均寿命が6倍超になるなど、その状況が飛躍的に変化してきています。同時に、かつては見えていなかった各種の課題が次々と明らかにされてきています。医療においてはさまざまな薬物療法の可能性が探られる一方、出生前診断議論の矢面に立っています。福祉においても教育においても戦後最大級の政策転換期を迎えています。

 このような状況において、当事者団体としての発信も広く専門家の協力を得ていく必要を痛感しています。
 当事者団体であるJDSが企画する会議という特色を活かし、各部門で精力的に実践されている方の報告と、その領域における第一人者の先生方、さらには当事者が同じ席についての議論と学びの場にしていくつもりでおります。ダウン症のある方たち、その家族、支援に携わる方々、研究職の方々、ダウン症をめぐるすべての方たちに「これからの私たち」を考えていただける場にしたいと願っています。

 みなさまのご参加を心からお待ちしております。

公益財団法人 日本ダウン症協会
代表理事 玉井邦夫